究極の清流 ! 三重県尾鷲・熊野備後川清流体験記
連日36℃を楽に超える猛暑の中、少しでも涼しい風が届けばと、ペンを執りました。
実は先日、最近世界遺産にも登録された尾鷲・熊野の山深い備後川の源流の究極の清流へ
いきました。まずは橿原市を後に国道168号をひたすら南下、約一時間半の山道の末ようやく
池原ダムに到着、しばしの休憩トイレを済ませひたすら池原貯水池の湖畔、国道425号を走り
続けること約20分備後大橋の手前で国道に別れを告げてからは、舗装もままならない、落石
がゴロゴロ転がっている道を進むこと15分、そこには見たこともない清流が、目の前に
ありました。
晴天に恵まれ朝の静けさにたたずむ
池原貯水池
涼しい川面にカジカの鳴き声だけが
響きます。目にまぶしい緑と涼しい風が
思わず深呼吸を誘います。
上流の瀬を過ぎたポイントはまるで
私たちのプライベートビーチ。
写真の様子ではなかなか水の透明度は
お伝えできませんが、色が濃く
なっているところの深さは、深いところで
約3mほどあり川底は手に取るように見え
鮎やあまごが苔をかむ姿が手に取るように
見えています。水温は体感で大体23℃程度
普通プールで32℃から33℃、競泳プールで
31℃ぐらいで、サウナ専用の水風呂で25℃
程度なので、長時間川に入る場合は、
ウエットスーツが必ず必要です。
しかし悲鳴を上げながら我慢比べのように
ふざけあう声は、都会の暑さも遠く離れた
国の話のように感じます。
そんな中でも子供たちは元気そのもの
一度入ると、夢中になり足元に泳ぐ
鮎を追いかけついつい時間を忘れ
日ごろ見せたことのないような笑顔で
自然のすばらしさを伝えてきます。
この子達の曾孫達にもこの自然を
残してやるためにひとつの誓いを
都会に持ち帰ります。
地元の知人が取った鮎を分けてもらい、とってすぐに塩焼き。
味は言うまでもなく、「豊かさ」と言う言葉をはきちがえていた
自分が静かに解けていく瞬間です。
子供たちの歓声が響き
緑の山々が優しい笑顔で
見下ろしてくれているようでした。
石の多い不安定な中ですごし悲鳴をあげていた筋肉も
帰り道にある「上北山温泉」の暖かさに水あめが
解けていくようにほぐれていきます。
ここは都会にあるまやかしの『天然温泉』とは違い
一分間に300リットル沸いている正真正銘の「The 温泉」
塩素臭い露天風呂にそろそろ飽きてきたあなたには
取って置きの場所かもしれません。
こじんまりとした日帰り温泉ですが
ぬるっとした泉質は折り紙つきです。
朝早くおきて、長い時間車に揺られ苦労して来た甲斐がありました。
川に別れを告げるとき、思わず一礼をする自分に驚いています。
私たちは知人の地元の人たちの案内を受けることができました。
それによると「川に感謝の気持ちを忘れると必ず痛い目にあいます。
こんな穏やかな川もひとたび雨が降ると地獄に変わります。」とのこと
安全は最優先です。状況は10分単位で刻々と変わります。
早い目早い目の判断が楽しい 旅の心得と知りました。
もし、川の神のお膝元に進めたのなら、最近久しく見えなかった
息子の天使のような笑顔に感謝し頭をたれる今日この頃です